ウィンザーチェアの修理
- 渡辺木工

- 3月16日
- 読了時間: 2分

ウィンザーチェアの修理のご依頼を頂きました
修理するのはひび割れてしまった座面です
椅子の座面のような広い板を一枚板で作るのは材料を確保するのが大変ですから、幅の狭い板を横に貼り合わせて作ることが多いのですが、20年、30年と経つと、張り合わせたところが剥がれてしまうのです
元のようにつなぎ合わせるのは一度椅子を全て分解しなければならない大修理になるのですが、修理するとまた何十年とお使い頂ける丈夫な椅子に戻ります

まずハンマーを使って分解して座板から全ての部品を外します
長くお使いになると部品の木材も乾燥が進みますので脆くなります 慎重に分解していきます

座板は何枚も板を張り合わせて出来ています
1本ひびが入ったということは他のつなぎ目も剥がれる恐れがありますから、つなぎ目は全て剥がしてつなぎ合わせます

補修を済ませた座板は塗装し直します
元の塗装の上に重ねて塗装するのは塗膜剥がれを招く恐れがあるので一度サンダーを使って剥がします
今回は背もたれ部分も分解してひび割れの補修をしました
こちらも全て塗装を一度剥がします

塗装が終わったらまたもとのように組み立てていきます 組み立てが終わったら最後にクリアを吹き付けて完成です
家具塗装ではウレタン塗料を使うのが一般的ですが、今回はレトロなウィンザーチェアに合うラッカー塗装にしました
ウレタン塗料は塗膜が厚いので、丈夫で熱にも強いのですが、ラッカー塗装は塗膜が硬く透明度も高いので、深い艶が出ます
塗膜が薄いからということもありますが、材料の微妙な凹凸を映してなんともいえない光沢がでるのです




コメント