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シューズラックを作る

  • 執筆者の写真: 渡辺木工
    渡辺木工
  • 6月22日
  • 読了時間: 2分

”げた箱”を作ってほしいという嬉しいお問い合わせがありました


げた箱の注文をいただくのは初めてなので、良いげた箱とは・・と考えてみました

  1. 土がついた靴をしまう場所なので掃除のしやすさは大事ですね 掃除がしにくければ掃除の回数も減ってしまいそうです

  2. 履いた後の靴は湿気を持っていますから通気性があると靴にも優しいですね

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今回は設置する場所に窓があるので採光を妨げない高さにすること、高さを抑えることで収納できる数も減るので幅を広く取り玄関の土間部分から玄関ホール内にまたがって設置するプランをおすすめしました


紳士用の靴だと左右一足で幅は24~25㎝くらい 3足並べると75㎝位 結構幅を取りますので置く場所の採寸をしっかりしなければなりません


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材料はサクラの仲間のブラックチェリー

オイル仕上げすると深いオレンジがかった褐色に仕上がります


幅は1500ミリ 奥行は400ミリ 

3枚の板をはぎ合わせて天板、底板と準備していきます







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板に組み手を刻み、あらかじめ棚板の高さを調節する金具の埋め込み、背板を取り付ける欠取加工をすませたら、板同士を接合して本体を組み立てます 圧締具を使って板同士の直角を見ながら締め付けていきます


本体が組上がったら扉を付けます







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扉は風通しの良い鎧戸にします

作るのは少し手間がかかりますが、これで中に湿気がこもってしまうのを防ぎます 

扉そのものも軽くなりますから丁番に負担がかかりません








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脚は風通しもよく掃除機のヘッドが入る位の隙間を作るため高脚にしました


靴の出入、掃除や棚高さの調整のことを考えて扉は180度開く様に丁番の位置を調整しました


オイルフィニッシュで仕上げられた木肌は時間をかけて少しずつ色を深くしていきます 表情の変化を感じるのも楽しみです

 
 
 

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