飛騨産業のラウンジチェア
- 渡辺木工

- 9月8日
- 読了時間: 2分

今回は少し懐かしい形の肘掛椅子の張替を注文頂きました 今から30年から40年くらい前のものだそうです
家具屋さんに行っても、今の椅子はどちらかというとデザインも単純で色もクリア塗装か単色の塗りつぶしのものが多い気がします この椅子は装飾がところどころ入っていて楽しく、着色もぼかしを入れて深みのある色合いです
今回は座面と背もたれのクッションがへたってしまっているのであわせて交換します

座面をはがしてみるとクッション下のばねが折れています 折れたばねは上に重ねてあるウレタンフォームを傷つけています これでは座り心地も悪いですし、勢いよく座った時は怪我をしてしまうかもしれませんね

ばねが取り付けられていて座る人の体重を支える座板はべニアで出来ていますが、このようにべニアが劣化してボロボロに・・
これでは補修しても長持ちしませんので交換することにしました

新しく作り直した座板にばねお取り付けます
座板が準備できたら厚めのフェルトを敷いて、その上に麻布、ウレタンフォームの順番で重ねてゆき、最後に上貼りを施します

張替とあわせて肘受けの塗装をしました
塗装が剥がれてきている上によく手で触れる部分なので、そのままにすると汚れでべたついてしまったりするので、一度汚れと古い塗料をきれいに落として塗り直しました
張地はサンゲツUP6143 明るい花柄がこの椅子の雰囲気にぴったりです これからも長くお使い頂ければ嬉しいですね




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