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ソファの木組みの修理

  • 執筆者の写真: 渡辺木工
    渡辺木工
  • 3月22日
  • 読了時間: 2分
大きなソファです
大きなソファです

今回はソファのクッションを外したベースの部分の修理です

サイズは2人掛けなのですが、奥行きがある大きなソファです


部材同士の木組みの接着剤がほぼ剥がれてしまってグラグラの状態ですので、一度分解していきます








木枠を裏返すと・・
木枠を裏返すと・・

クッション下の下張を剥がすとスプリングが出てきました


使われている木の種類はシーダー材でしょうか 日本の木では杉に近い材種で柔らかいのが特徴です









下張り裏にシールが・・
下張り裏にシールが・・

メーカーの表記があるシールが貼られていました 

”ハワード家具工業” 

アメリカ、ミシシッピー州とありますね


風合いもアメリカらしいおおらかで温かい印象です


でも細い木枠と少しまばらに配置されたスプリングで大柄なアメリカの人達の体重を良く支えられたなあなんて考えてしまいました





肘受けと脚部の木組み
肘受けと脚部の木組み

大体が木のダボと接着剤、木ねじで組み立てられています


接着剤は弱めのものを使っていましたが、木の材種が割れやすいものなので、分解には慎重さが必要です

ハンマーで強くたたいたりは出来ません








組立後暫く固定します
組立後暫く固定します

部材の補修が終わったら組み立ててみます 背もたれ、4本の脚を繋ぐ幕板が厚み18ミリのシーダー材なので全体的に強度を上げる工夫が必要かと思われます


前脚、後脚の組付け角度が違うので、締め付け用のクランプにも木駒を挟んで角度をつけます







幕板に角木をつけました
幕板に角木をつけました

組み上がったら木枠の内側に左右を繋ぐ貫や補強を入れて、その上に”すのこ”状に垂木を渡してクッションをしっかり支えられるようにしました 貫には厚いブナ材を使います










補強が終わりました!
補強が終わりました!

取り付けた貫などの部材を同色に塗装します

肘受けの色落ちが気になりましたので、一度塗装を剥がして一緒に塗装します 


今回はウレタンの吹付塗装ではなく、オイルステインで着色した後にラッカーで仕上げました 







最後に35ミリ角の角材を組んだ前側と後側の貫に”すのこ”のように渡してビスで固定し、その上にクッションの下張りを張り付けて終わりです


本当に残念なのですが木工屋の私はクッションの製作ができません ここからはお客様の方で別の職人さんに引き継いでもらいます でもぜひ仕上りが見てみたいですね 


きっとアメリカのホームドラマで見たような温かいリビングの雰囲気にぴったりなソファーに仕上がると思います



 
 
 

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