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マルニ木工ダイニングチェア籐張の張替

  • 執筆者の写真: 渡辺木工
    渡辺木工
  • 5月6日
  • 読了時間: 2分
壊れた籐の背もたれのある木製の椅子。

今回の修理は破れた籐張の張替です


背もたれが籐張のいすは座り心地が良く、汗蒸れしないので長時間座っていても快適です ただし長くお使いになると籐編みは少しずつ破れてきますので張替が必要になってきます


今回はマルニ木工製のダイニングチェア もう数十年お使いになっているそうです






椅子の籐張を剥がしたところ

籐張の難しいのは新しいシートを張るところではなく古いシートをきれいに剥がすことかと思います 木製のフレームに溝を切り、中に籐シートを埋め込んでいくのですが、仮留めのタッカー針と接着剤をきれいに取り除くのに大半の時間を使います 溝のエッジを傷めるときれいに籐が張ってくれないので作業中は気が抜けません


椅子に籐編みシートを張る作業する

籐シートには”四ツ目”と”籠目”があり、この椅子のオリジナルは”四ツ目編み”でしたが今回は”籠目編み”で張替してみます





いすに籐シートを張る作業を終えたところ

張る作業で大切なのは縦目と横目をそろえて左右でずれの無い様に張ることかと思います あとは張る前のシートの目通りに乱れがある場合には乾燥した状態で修正すること 作業前に2~3時間水を吸わせるのですが、水を吸ったら修正出来なくなり注意が必要です


シートを張り仮留めしたら溝に接着剤を塗ります その後すぐ仮押さえのため籐芯を溝に押し込み、あとは濡らした籐シートが乾くまで1日位待ちます その後シートのはみ出た部分をきれいに取り除き、仕上げの籐芯を接着して張る作業が終わります


木製の椅子の背もたれが丁寧にニスで塗られ、艶やかに輝いている

最後に着色と塗装を行います 籐はそのままでも美しいのですが、日焼けも早く乾燥して強度も弱くなりますので椅子に使われている場合、塗装は必ずしなければなりません 


剥がした元のシートの色に合わせて着色し、上からラッカーを吹き付けます






2脚の木製椅子。籐の背もたれとストライプ模様のクッション

張替作業が終わりました


このダイニングチェアはマルニ木工の地中海シリーズという息の長いシリーズの中の一つだとお客様から教えて頂きました


座り心地はよいのですが、フレームも細身に加工して重さを感じさせないデザインで細部に丁寧な飾り面を施してあり、どこから見ても素敵な椅子です 


背もたれが籐張の場合、背中を広い面で支えるので座り心地はいいですね


これからも永くお使い頂ければ嬉しいですね 

 
 
 

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