ウィンザータイプの小さなダイニングチェアの修理と再生
- 渡辺木工

- 3月28日
- 読了時間: 3分
更新日:4月6日
思い出の詰まった椅子
ウィンザータイプの小さなダイニングチェアです。この椅子には、私の子供が小さかった頃の思い出がたくさん詰まっています。お聞きしたところ、約40年前のものだそうです。
お預かりしたとき、スポークが手で引き抜けるほどぐらぐらでした。よく今まで頑張ってきたと思います。今回は、どこかへ無くなってしまった肘受けの作り直しと、全体の塗り直しを行います。まずは、分解を済ませます。
塗装の魅力
木製家具の塗装には、色を付ける場合とつけない場合があります。この椅子のように、色を付けないで仕上げるクリア塗装の場合、使うにつれて少しずつ日焼けし、木の表面がいい色合いに変わっていくのが魅力です。
しかし、塗り直しをするとなると、日焼けによる表面の色ムラを一度削り落とす必要があります。今回は、日焼けが濃い部分と全くない部分がまちまちです。どう仕上げるか、知恵を絞ります。
肘受けの作り直し
無くなってしまった肘受けを作り直します。今回は右側の肘受けが残っていたので助かりました。その形をそのまま写して、左側を作ります。
肘受けは様々な方向から力がかかりますので、しっかり組みたいところです。しかし、この椅子は背もたれに木ねじ1本でついているだけでした。そこで、木ダボを追加して強度を上げます。
組み立てと研磨
部品の作り直しを済ませたら、後の塗装に備えて全ての部品を研磨します。準備が終わったら、組み直します。グラグラになった差し込み部分には、濡らした布をのせて上から熱いアイロンを当てて、痩せた部分を膨らませてから組むと、ぐらつきはなくなります。
この椅子の材料はぶなの木です。ぶなは元々木肌が真っ白で、日に焼けているこの椅子は淡く変色しています。作り直した部分は、それに合わせて少しだけ着色しておきます。
塗装の仕上げ
部分的な日焼けを目立たなくするため、塗装の中塗りに少しだけ着色剤を混ぜて吹き付け、全体が淡く琥珀色になるようにしてみました。上塗りのクリアは、少し艶を落として自然に見えるように仕上げます。
家具の価値と愛着
この椅子は、家の中のいつもの場所で、部屋の中に温かみを添えるアクセントになっています。これからも長くお手元に置いていただければ嬉しいです。私たちの提供するサービスは、あなたが本当に欲しい家具を見つける手助けをすることです。大切な家具の修理ニーズにもお応えします。
私たち渡辺木工は、地域で一番信頼されるオーダー家具製作・修理の専門家を目指しています。お客様の暮らしに寄り添い、長く愛される家具を提供し続けることで、地域社会に貢献したいと考えています。
このように、ウィンザータイプのダイニングチェアの修理を通じて、家具の価値を再認識し、愛着を持って使い続けることができるのです。私たちの仕事は、ただの修理ではなく、思い出を大切にすることでもあります。あなたの大切な家具も、ぜひ私たちにお任せください。




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